2007-03-12


(2005年7月オランダ帰り)

 

2001年初頭、雪も降る日もありましたが、
坂を滑り台のようになりながらスポーツクラブにも通い、
ボクシングをはじめて半年が過ぎようとしていました。

 

毎日やっていた腹筋と懸垂、
最初に決意したとおりにできるようになってきました。

 

とはいえ懸垂は10回が限界でしたけれど。
驚いていたのは会長です

 

「できるようになるもんやのー」と
なにしろ最初ぶら下がることすらできなかった私ですから。
多少はヤル気を認めてくれたかもしれません。

 

最低限の腕力がついて、
3ラウンドのスパーリングでも10オンスのグローブをつけて
ガードをあげ続けることができるようになりました。

 

これは男性だったら、普通の女性からしても、当たり前かもしれませんけれど。
私にとっては感動的な現象でした。

 

私の腕の筋肉は、ボクシングを始める前は、
どんなに腕にちからこぶを作ろうとしても、

 

直径3センチもない”筋(すじ)”しかなく、
骨よりも筋肉のほうが細かったのです。

 

それがちからこぶらしいものができるようになりました。

 

今でも格闘家の皆さんにくらべれば
細くて細くて線みたいですけど、
普通の女性よりは筋肉はあると思います。

 

筋肉というのは、30歳すぎても発達させることができるんですね。

 

不必要に筋肉をつけるのは良くないと思いますけど、
最低限の筋肉はないと日常生活すら困難ですからね。

 

買い物の荷物を持つのも楽になって、とても嬉しかったです。

 

腕の形もよくなって、袖のない服やTシャツが似合うようになりましたし。。

 

そんなほのぼのとした目的なら良かったのですが、
まともにスパーリングできるようになったら、さらなる困難が待っていました。