(珍しく花を愛でる)
格闘技を”見る”のは子供の頃から好きでした、父の影響です。
はじめて見に行ったのは3歳のとき、国際プロレスの金網デスマッチ。
ミゼットプ



テレビで見た格闘技の記憶は、昭和のプロレス。
そして沢村忠のキックボクシング中継。
まだ幼かった私は、毎週キックボクシングをやっているという
不自然さには気づきませんでした。
そして、はっきりと記憶に残っているのは、ボクシングの具志堅用高選手。
あの強さは衝撃的でした、子供心にもこのひとはすごいチャンピオンだと思いましたね。
鬼気迫る表情で相手をノックアウトして、でも、インタビューではお茶目なイメージ。
このギャップも印象に残りました、
すごく強い人でも、怖い人ではないんだなぁと。
その後中学生になって父が亡くなってしまって、
高校は芸術の道に進んで、
格闘技とは一切縁のない数年間が続きました。
体育は嫌いなままで、
運動会の競技に出たくないばかりに、応援部に入り、チアガールをやっていました。
自分は人前で踊ったりするのは好きだったみたいです。
ただ、高校野球のチアガールをしたときは、炎天下でかなりキツイものがありましたけど。
大学は実家を離れて横浜に、
親とケンカをしてしまったので、
自分で学費を払わなければならない貧乏学生となりました。
長時間働く体力のない私は、短時間で済むアルバイトを探さなければいけませんでした。
そうして、渋谷などの駅前の、ティッシュ配りの派遣バイトを始めたのです。