(珍しく花を愛でる)
格闘技を”見る”のは子供の頃から好きでした、父の影響です。
はじめて見に行ったのは3歳のとき、国際プロレスの金網デスマッチ。
ミゼットプ



(左が会長、もうボクシングジムはない)
休みが明けてジムでそのことを会長に話しました。
「そうやって言われたか!そいつはすげえなぁ」
いつも辛口な会長でしたが、そのときはかなり感心していました。
「ほんとにそのとおりやぞ、とにかくパンチ出す前にフェイントだしてみよ」
私はフェイントというものがなんなのか全くわからなかったわけですが、当てるふり?パンチを出すふり?を心がけながら、スパーリングをしてみはじめました。
ところが、なんの効果もありません。
当然です、
パンチを出すふりがあからさますぎて、相手に読まれてしまうのです。
ですが、相手の子も同じようにフェイントを出したのに当たらないと言っていました。
私は、フェイントを読んだ記憶がありません。。
「ほらそうだわな、フェイントは敏感なやつが気づくもんで、
フェイントに気づかんやつにはフェイントは効かんぞ」
とにかく私は低レベルすぎたのです。
さらに私は極度の近眼です。
高度なフェイントは目の動きだけで誘うそうですが、
私にはかからないでしょうね。
相手の顔すらはっきりと見えないのですから。
しかしそんなことで喜んでいてはいけません。
実はあるときから、私のパンチが面白いくらいに当たるようになったのです。