(珍しく花を愛でる)
格闘技を”見る”のは子供の頃から好きでした、父の影響です。
はじめて見に行ったのは3歳のとき、国際プロレスの金網デスマッチ。
ミゼットプ



(今よりだいぶ大変だったよ、いやほんと)
息子はなんと3歳近くになっても全く言葉を発しなかったのです。
健康診断で、知的障害児を対象にした施設をすすめられたときはさすがにあせりました。
私は本当にあさはかで馬鹿だったと思うのですが、子供というのはほうっておけば言葉を喋るのではなく、やはり親が言葉を教えなければいけないということをそのとき気づきました。
でも私は当時はだまって1日中集中してプログラミングをしていなければなりませんでした。
ほんのすこし話しかけられるだけで、考えているスクリプトが消滅してしまって、どこまで書いたかわからなくなってしまうのです。
いらいらもつのり、焦り、会社の大事な書類に落書きした子供を、ついにひどく叩いて叱ってしまいました。
それ以後私の顔を見ておびえて逃げるのです。
本当にこれはまずい、このままでは私は子供を虐待してしまう。
かといって仕事は減らせないし絶対にやめられない、
ということで保育園を探しました。
しかし3歳前で在宅勤務の母の子をあずかってくれる保育園はないのです。
ようやく個人で開業している無認可の託児所がありました。
ちょっとしたマンションの家賃くらいの保育費をとられましたが、わらをもつかむ思いでお願いしました。
プロの保母さんの暖かい保育で、息子は言葉をすぐに話せるようになり、私も自分の時間ができたことで気持ちが楽になりました。
その後保育園に空きが出たため入所できるようになり、ボクシングを始めたわけですが、
保育園に預けてまで自分の趣味をやることは、果たして罪でしょうか?
いろいろ言われました、、私もだめな親だと落ち込む事も葛藤もありました。
でも今、息子が知っているのは健康で(昔にくらべればだいぶ)強い私の姿です。