(珍しく花を愛でる)
格闘技を”見る”のは子供の頃から好きでした、父の影響です。
はじめて見に行ったのは3歳のとき、国際プロレスの金網デスマッチ。
ミゼットプ



(ジャブだけでも倒せるお:2006年6月)
私はといえば日々ジャブ漬けの毎日。
コンビネーションを練習するほかのジム生の子を横目にジャブジャブです。
ワンツーもミットも、一応やりますが、基本はジャブだけ。
最初の3ヶ月は本当にただジャブだけでした。
私は左利き、サウスポー、聞こえはいいけれど、ただのぶきっちょなぎっちょです。
ジャブは利き腕の反対を使いますので、私は右手を鍛えます。
子供の頃からの友人いわく、「鉛筆より重いものを持ったことのない」私。
中高生時代もカバンを持つのが重くて、全部学校に置いてほぼ手ぶらで通っていたものです。
子供が生まれてからは、毎日葦を飛び越えて成長する忍者のように、多少は力がついてきたかもしれません。
ですが3分間、右手を振り上げていると、上腕も肩もパンパンになり、上がらなくなってきます。
「力を入れるな、腰で打て、打ち抜いたところで握力で握るんだ!」
「ガードを下げるな!まっすぐ戻せ!!」
最初はなんのことだかさっぱり意味がわかりませんでした。
でもさすがに、3ヶ月、ほぼ毎日ジャブの練習をしていると、なんとなく鏡にうつる姿もさまになってきたような気がしました。