(珍しく花を愛でる)
格闘技を”見る”のは子供の頃から好きでした、父の影響です。
はじめて見に行ったのは3歳のとき、国際プロレスの金網デスマッチ。
ミゼットプ


.jpg)
大阪の試合も、それは素晴らしいものでした。演出も、選手も、試合も。
会場で馬が走りましたし、燃える炎が遠くスタンドの席まで熱が届くくらいの迫力。
エンターテイメントの最高の形だったと思います、それ以後そこまでの豪華な大会を見たことがありません。
試合の内容も素晴らしいものでした、どの試合にも不満はなくフェアで、どの選手も素晴らしい戦いぶりで、全ての選手を尊敬できる気持ちがあって、小さな子供にも本当に見せたいと思えるものばかりでした。
そしてメインイベントは衝撃的な結末。
息子の大好きな選手は死んじゃったんじゃないかしらというくらいの勢いでぶっとばされていました。
息子はかなりショックを受けて、泣いていましたが、かえって息子なりの闘争心がわいてきたようです。
試合後、B選手のファンの友達と一緒にいたところ、またもB選手がサイン攻めにあっていた姿を見つけました。
彼女との2ショット写真を撮ってあげようと、私はカメラをもってB選手に声をかけました。
B選手は目があうやいなや言いました。
「おう!お前!P(カメラマン)からお前の写真をあずかっているぞ!ちょっと一緒に来い」
そのときの周りの空気のきまずさといったら。