2007-01-05

 

それから3ヶ月、翌年3月に大阪で大会が開催されました。

 

写真のことは外国人の気まぐれと思い特に気にすることもなく、
その試合には息子が大好きな憧れの空手家が出場するので家族で観戦に行くことにしました。

 

対戦相手は奇遇にもB選手、注目の一戦でした。
その前に私の息子と空手ついて少し。。

 

息子は当時4歳、どうしてその空手家が好きになったのかは全くわかりません。
その年齢から空手をはじめました。

 

私がA選手のファンになったきっかけがその空手家F選手との試合なのですが、毎日毎日、息子にせがまれるままビデオがすりきれるまでその試合を見ていました。

 

もちろん息子が空手をはじめたのは彼がきっかけです、しかし今5年生になった息子は自分が空手をはじめたきっかけも、始めたころのことも全く覚えていません。
人生の始まりとともに空手をやっていたという感じだそうです。

 

私は息子に空手を強制したことは一度もありませんし、彼もやめたいと思ったことは一度もないそうです。
試合は毎月何試合も出て、もう100戦以上は余裕でクリアしています。

 

緊張は全くしないし、試合前夜から何時間もバスで行く遠征試合もものともしません。
勝率は。。まぁ5分にちょっと足りないくらいかな。

 

ですがこの緊張しないで試合に望める感覚は、オトナになって空手以外のことでもきっといい結果をもたらしてくれることでしょう。

 

いつも緊張しまくりの私はとてもうらやましい。
そんな息子に話していました。

 

「あんたがプロになったら、F選手のとこにいって練習して、セコンドについてもらうことも可能なんだよ」
「そ、、そんなことが!!」
「F選手の娘と結婚したら、F選手がお父さんなんだよ」
「そ。。。そんなことが可能なの!!」

 

とワクワクしていたのも数年前。

 

最近はF選手もほぼ引退状態なので、そんなトキメキは少し遠ざかったみたいです。

 

でも常に「試合なら出るよ、試合はおいらの日常」
F選手への恋は冷めても、息子は今も空手にぞっこんです。

 

関係ないですがF選手の通称って、ポルトガル語で息子という意味なんですよね。