(珍しく花を愛でる)
格闘技を”見る”のは子供の頃から好きでした、父の影響です。
はじめて見に行ったのは3歳のとき、国際プロレスの金網デスマッチ。
ミゼットプ



(新高輪プリンスにて)
これが全く知らない人に街中で言われた言葉だったらまず乗らないです。
私はもちろん彼を知っていて、もちろん何者かかもわかるわけですが、彼は私のことは知る由もないはず。
唐突な申し出に、自分の英語のリスニング能力を疑いましたが、
「俺のカメラマンがお前を撮りたがっているんだ、
彼はフランスでは有名な雑誌の記者だ」
ということでした。
いつ私を見かけていたのか、いつのまにそういう話がされていたのか
全く検討もつきません。
しかし、本来私はそういう仕事をしていたこともあり、
写真に撮られたりすることは好きでしたし、
とにかくなんだか面白そうという直感で飛びついてみることにしました。
翌日の昼に待ち合わせ、先にカメラマンとおぼわしき方が待っていましたが、B選手の姿はなし。
カメラマンさんはどうやら全く英語が出来ない様子。
二人で撮影に入るのかと私は思いましたが、ジェスチャーでちょっと待つように言われ、その後B選手もやってきました。
試合の翌日で公式スケジュールが押しているにもかかわらず、
B選手が私達の通訳をやってくれました。
重要な仕事なのかまったく意味がわかりませんでしたが。
カメラマン、イギリキさんと私の意志の疎通ができたところで、B選手はさわやかな笑顔で親指をたてて去っていきました。
なんだか本当にいい人なんだなぁといった印象。
報道なんかで言われてる怖いイメージは皆無でした。
撮影はぶじ終了、カメラマンさんと住所の交換をして、私は東京を去りました。
・・・この写真が、のちのちとんでもないことに。。