2006-11-05


(今でもたまに痛ければ杖はつく)

 

・・・とその前に。
私の足と杖はどうなったかといいますと。

 

私はずっと杖をついて歩いていたわけですが、ある日会社の事務のおじさんに
「治らないんだったら障害者申請すれば?うまくすれば障害年金もらえるし」
と言われたのです。

 

たぶん、いえきっと親切で言ってくれたのでしょうが、なぜかカチンときたのですね。
なんというか、見下した感とか、障害年金をさもなんというか・・・
オトクなウラ技みたいな言い方だったのですよ。

 

それが嫌で翌日から杖をつかずに歩きました。
伝い歩きで、足もすごく痛かった。

 

でも、毎日スクワットやストレッチをしてリハビリにつとめました。
絶対に歩けるようになってやるという意地だけで動いていました。

 

そうこうするうちに数年で、知らない人が見たら全く健康な歩き方にしか見えないほどに回復しました。
いまなんてみんなと一緒にバリバリに走ってトレーニングしてますしね。

 

医者の「もう歩けないでしょう」なんて言葉はいったいなんだったのでしょう。
今思えば事務のおじさんに感謝です、

 

あのときあの人がイヤミっぽくなくいい感じに言ってくれたり、
私が人の親切を素直に聞く耳をもっていたら、
私は甘えて障害認定されていたことでしょう。

 

ついでにといってはなんですが、180度開脚すらできるようになりました。
私は今はものすごく体が柔らかいほうです。(ヨガの達人には程遠いですが)

 

以前は90度ほどしか開かず前屈も地面からマイナス20センチくらいの
超カチカチ体だったのです、
今の私を知ってる方には信じられないでしょうねえ。

 

というわけで、30歳になるころには健常者と変わらない姿で
人と接することができるようになったのです。