(珍しく花を愛でる)
格闘技を”見る”のは子供の頃から好きでした、父の影響です。
はじめて見に行ったのは3歳のとき、国際プロレスの金網デスマッチ。
ミゼットプ



(横浜の高級中華店にて:コンパニオン仲間とは今も交流あり)
Uのビデオを見たときの感覚は、いまでもはっきりと覚えています。
今まで思っていた格闘技=プロレスという概念は変わりました。
私は猪木馬場に代表される昭和のプロレスを、父の晩酌に付き合いながら見てきて、プロレスというのは体をはったお芝居だと思っていました。
それはそれで面白かったのですが、ドリフの「志村~後ろ~」に通じるような、フィクションの物足りなさも感じていたのです。
Uは違いました、少なくとも、当時の私には”本物”に見えました。
反則があいまいで演出に利用されるプロレスと違って、Uはルールは複雑でストリクトでしたが、ビデオはM氏の丁寧な解説がなされていたので、格闘技が全くわからない私も楽しんで見ることができました。
M氏のカリスマ性、T氏の強さと、F氏の関節技の技術には当時の私は圧倒されました。
ビデオは全巻見て、私はすっかりTさんがいちばん強いんじゃないかしらと思うようになったのでした。
当時欽ちゃんのクイズ番組に出演していたMさんと結婚したこともニュースになりましたが、接待のときの紳士的な態度の印象もあいまって、理想のだんなさまだなぁと思ってもいたものです。
コンパニオン仲間の間では当然というか。イケメンのFさんが圧倒的な人気でした。
ビデオを見た女の子はほぼみんなUの面白さにはまってしまったようです。