(珍しく花を愛でる)
格闘技を”見る”のは子供の頃から好きでした、父の影響です。
はじめて見に行ったのは3歳のとき、国際プロレスの金網デスマッチ。
ミゼットプ



2ラウンド目はもうただ歩いてついていっているだけ。
グローブがおもりのように重いのです。
手を上げることすらできない。
長い長い時間が過ぎ、あと10秒。。
ああ、やっと終わる、と思ったそのとき。
「ほれ」と軽くこつんと会長が私の右わき腹を叩く。
うぇwww
声をあげてうずくまるほど、それは効きました。
会長は「これがレバーや」といって笑いました。
はぁ。。
私には無理だわ。
その後は淡々と練習に戻り、
スパーリングのひどさについては誰にも何も言われませんでした。
会長はその年、還暦になるそうです。
プロ現役時代は短く、引退後は商売をしていたそうですが、ボクシングへの想いあってジムを造ったそうです。
でもあまり儲けようという気は全くない感じ。
そしてどう見てもその体型からは鍛えている風には見えません。
でも、私なんかがどれだけ一生懸命かかっていっても簡単にあしらえる、これが元プロっていうものなんだなぁ。
もとが根本的に違うんだから、感心こそすれ
くやしさなどは微塵も感じなかったのです。