(珍しく花を愛でる)
格闘技を”見る”のは子供の頃から好きでした、父の影響です。
はじめて見に行ったのは3歳のとき、国際プロレスの金網デスマッチ。
ミゼットプ



(今でもこの動きだけは忘れないよ)
最初に立ち方と構え方を教えてもらいました。
ジムには大きな鏡、貧乏なジムらしいですが、
壁の大きな鏡だけは最高のものを奮発したそうです。
安い鏡はゆがみがあるそうです。
「鏡が一番大事やからな、鏡だけあれば練習できる」
その鏡の前で、今度はジャブの打ち方。
私はサウスポーなので、利き手じゃないほうの右手で打ちます。
まっすぐ出して、伸ばしきったところでぎゅっと握って、すぐに引く。
手打ちにならないように、腰で打つ。
???
わかるのは、どうみても、横でシャドウをやってる男の子に比べ
自分のカッコ悪さよ。
変だというのだけはわかりました、
でも何が変なのか、どうしたらかっこよく打てるのか、まったく見当もつきません。
「お前!どんくさいなー!!」
はいどんくさいです。
子供の頃から言われなれてるので動じません。
それから、毎日、3ヶ月間はジャブだけ。
何の疑問も欲も持たずに、それだけをやっていました。
だって他のパンチを習う余裕なんてないんですもの。
出来なすぎて。