(珍しく花を愛でる)
格闘技を”見る”のは子供の頃から好きでした、父の影響です。
はじめて見に行ったのは3歳のとき、国際プロレスの金網デスマッチ。
ミゼットプ



(サタケってどうしてんやろ)
それは本当に稲妻に打たれたような衝撃でした。
私は特にどの選手のファンでもなく、
ただKOシーンを見るのだけが面白くて見ていただけ、
それはそれで楽しかったのですが。
最後のメインイベント、A選手の試合で、
私のその後の運命が変わったといってもいいでしょう。
彼は負けました、非常にくやしがっていました。
負傷でストップするという、消化不良の試合にも関わらず、
私には表現できないほどのインパクトがありました。
すねの肉が割れて、中の筋肉と骨がモニターに大写しになりました。
このはどうしてそんな状態になっても、まだ試合がしたいなんて思うんだろう。
私はそれから何日も、バカみたいですが放心状態で、
ただその選手の過去の情報をあつめまくって、ビデオを全て何度も見て。
その選手が20世紀最強なんて呼ばれていたのもその時はじめて認識しました。
そして強く強く強く思うようになったのです、
「この人に会ってみたい!」