眠っていたら電話の着信音、出遅れて切れてしまいました。
着信見ると、とある知り合いの日本人総合格闘家の人からでした。
まだ寝ぼけてたので折り返し電話はしないで、とりあえず布団から出て、



格闘技以外で私の最大の恩師は高校のときの生物の先生です。
その先生は博士号を持っている方で
蝶について研究していました。
いつも顕微鏡をのぞいていて、
私にも面白いものをたくさん見せてくださいました。
その先生が白内障になってしまいました。
白内障は手術すれば失明はしないそうですが
顕微鏡が見れなくなるそうです。
医者に「顕微鏡を見なければ進行を遅くすることができる」と言われたそうです。
でも先生は
「いつか見えなくなるのなら、僕は目が見えてい限り見たいものを全部見るよ
僕にとっては顕微鏡が見れないっていうことは生きてる気持ちがしないからね」
と言って、それから1年で手術をすることになってしまいました。
私が高校卒業したのと同時でした。
先生は術後、私の学校(進学校)から県で一番偏差値の低い高校(弟の高校w)に転任になってしまいました。
理由が目かどうかはあきらかではないですけどね。
卒業後も連絡していましたが、お元気そうでした。
でも弟いわく日陰者みたいな先生になってしまっていたそうです。
先生は最後の1年、顕微鏡で十分に見ることが出来たんでしょうか
きっとそうではないかもしれないけれど
顕微鏡を見ることを選択して過ごしていた期間はきっと充実していたでしょうね。
・・・まー言いたいことはそういうことです。