3/20 格闘技以外の生きがい

3/20 格闘技以外の生きがい

2006-03-20


(大学のときに描いた油絵)

 

病院に行ってきました、身体のほうがおかしくなってきていることも告げました。
「格闘技以外に何か生きがいを探すことはできませんか?」
「考えもつかないです」

 

ずっと病弱で入退院を繰り返していた私が、30歳でボクシングをはじめ、生まれてはじめて生きていて楽しいという充実感が味わえたのだもの。

 

「それなら指導者になるとか?」
「そんなレベルじゃないですし、見てるだけでやれないなんて今はとても耐えられません」

 

「旅行がお好きじゃなかったですか?」
「格闘技をするために旅行に行ってるんで、格闘技以外の理由では部屋の外にも出たくないです」

 

「パソコンが趣味だったのでは?」
「趣味じゃありません仕事です。苦痛でイヤでイヤで本当はいじるのもいやだけど、格闘技を続けるための交流手段として使っているだけです。本当はもうコンピューターなんて大嫌いです。だから会社員をやめたのに、調子がよくなるとすぐに仕事が来るので本当にイヤになります」

 

「平凡な日常生活で満足するできませんか?」
「格闘技をするためにベッドから起き上がり、日常生活も無理してがんばろうと思っていたわけで、目標を失ったら起き上がることすら苦痛です。毎日痛みに苦しんで、それでもやりたいことがあるから根性でやってこれました、でも目標がなくなったら、もう薬を飲んで無理してまで日常生活する意義を見出せません」

 

「オランダに行けば気分転換になりますでしょう?」
「ある意味のお別れをするつもりで今回は行きます、知り合いのマ○ィア関係が非常に危険な状態になっているので、あわよくば事件に巻き込まれて◯されるかもなんて思ってるくらいですよ」