


(このキモノが一番好きだった)
だいぶ前になるけれど、NHKの番組で
お年寄りのケアハウスでのリハビリの特集をやっていました。
ゲームメーカーが経営していて
そこではそのメーカーのゲームを使ってリハビリを行うのです
ゲームセンターで私もみたことのある『ワニワニパニック』だったかな?
ワニのもぐらたたきのようなものを使って
お年寄りが得点を競って遊んでいました。
「普通のリハビリだと面倒くさがってやらない方も、これだと夢中になってやってくださるんですよー!」
テレビの収録のためか、品よく着物を着こなしたご夫人が
楽しそうに、一生懸命ワニをたたいている姿がかわいらしかったです。
そのゲーム会社は、「手の運動をするゲームは多いけど、足を使うものが今までにはなかった」
と言って、足をつかってできるワニワニパニックの類似ゲームを開発しました。
試作品ができ、実際にケアハウスでお年寄りにテストしてもらったところ
予想以上の効果があり、足の不自由な方もいつもは動かせないような稼動域の運動ができたそうです。
そしてナレーションの言葉
「心が動けば体はついてくる」
心が動かないことはやりたくないし体が動かないのは当たり前です
楽しいから無理をしてもやりたいと思うのですよね。
私も生徒さんに教えられることがたくさんあります。
私の生徒さんの一人は50代後半でヒザが不自由です。
なので柔術の基本的な準備運動すらできません。
たぶん今後もできることはないであろう動きがたくさんあります。
でも格闘技が好きなんですね、
私が担当してから一度も休まず通ってきてくれます。
できないならやるな
ではなく
何ができるのか、どうしたら似たようなことができるのか
一つ一つ分解して一緒に考えていく上で
私自身の動きも変わってきた気がします・・・
私もあとちょうど1年で40歳です。
年を追うごとに冬が辛くなっています。
私にあと何ができるのか、何に心が動くのか。。
貴重な時間を大切にしていきたいです。